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2022/11/13

EV充電設備の種類は?

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目次

EVの利用を検討するときにつまずきがちなのが「充電」。充電スタンドが普及してきたと知っていても「普通充電」「急速充電」の違いなどがあいまいな方もいるかもしれません。また、家庭や会社で設置するときはどんな充電設備が最適なのでしょうか。今回はEVの充電設備について解説します。


電気自動車の充電設備の種類


EVの充電設備には「普通充電」と「急速充電」の2種類があります。大きな違いは充電にかかる時間です。そのため設置する施設に向き不向きがあります。2つの設備の違いを詳しくみていきましょう。

空いた時間に使える「普通充電設備」


普通充電設備は主に時間をかけて満充電するために利用されます。EVの充電時間の目安は、5~8時間程度です。そのため夜間や勤務中など、長時間車に乗らない時間を利用して充電する設備です。

充電時間の違いとはつまり、充電設備の出力電力(kW)の違いのことです。電力(W)は電圧(V)×電流(A)で求められます。一般的な普通充電設備の出力は、3kW(200V×15A)です。

ただ、電圧には100Vもあり、そちらは0.6~1.2kWと出力が弱く、その分充電に倍の時間を要します。高出力の6kW(200V×30A)という普通充電設備もありますが、この場合車も6kW充電に対応している必要があります。

・コンセント型


普通充電設備にはさらに2種類の型があります。コンセント型は、EV用のコンセントを設置し充電用ケーブルをつなげて充電します。設置費用も数千円からと安く、一般家庭ではこちらが設置されることが多いです。

・ポール型


屋外駐車場や商業施設などではポール型が多く設置されています。スタンド型とも呼ばれ、場所を取らず複数台設置することができるため、多くの車が止まる施設に向いています。設置費用も数十万円からと急速充電設備よりは割安で、管理しやすいメリットがあります。

緊急時に重宝する「急速充電設備」


急速充電設備は、その名の通り短時間で早く充電が可能です。EVの充電にかかる時間はわずか30~40分ほどで80%程度の充電が可能。急速充電設備の目的は、素早く必要な分だけ充電すること。長距離移動する際や、充電を忘れて出掛けてしまい時間がないときに重宝します。

急速充電設備の出力は50kWが一般的です。普通充電設備の約15倍と圧倒的に差があり、5分充電するだけでも40km程走行できる電気を供給できます。ただし、大きいため設置には広いスペースが必要で、設置費用も100万円以上と高額というデメリットがあります。また、設置場所の多くでは、利用が1回30分に限られています。


普通充電設備と急速充電設備の違い


普通充電は充電に時間はかかりますが、設備の設置費用や場所を取らないため導入しやすいことがメリットです。そのため、自宅や勤務先など長時間駐車する場所での日々の利用が想定されます。

一方、急速充電設備は急を要するときや、長距離ドライブ時などにすぐに充電できるメリットがあります。そのためガソリンスタンド、高速道路SA/PA、ディーラーの店舗など、滞在時間が短い場所での設置が向いています。ただ、設置には高額がかかり設備も大きいため、広い場所が必要です。また電力会社と高圧契約が必要で、設置は簡単ではありません。

また、普通充電と急速充電で車の充電口が異なります。現在販売されているEVには2つ充電口がついており、小さめが普通充電用、大きめが急速充電用です。ただし輸入車は普通充電のみ対応で、急速充電用の充電口がないものもあります。


電気自動車(EV)の充電器の選び方


普通充電設備は、さらにコンセント型とポール型で、向いている設置場所が異なります。

戸建て住宅の場合


戸建て住宅の場合は、コンセント型が向いています。設置が簡単で安価のため、一般家庭の充電設備の多くがコンセント型です。

マンションや商業施設、レジャー施設などの場合


マンションの駐車場など多くの車が駐車する場所には複数台設置できるポール型が向いています。また、レジャー施設や旅館など、長時間駐車しておく施設にも向いているでしょう。
商業施設やコンビニエンスストア、道の駅など、車が短時間だけ立ち寄る可能性のある場所は、急速充電設備が求められます。

<まとめ>
普通充電設備と急速充電設備は向いている利用シーンが違うということが分かりました。出力により充電時間が違うので、シーンに合わせて使い分けましょう。また設置を検討する際は、どのようなシーンで充電したいのか考えて決めると良いでしょう。さらにEVには、車を充電器にして家庭に電力を供給できるV2Hという選択肢もあります。ぜひ検討してみてください。